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オンラインカジノをプレイする前に



by     2021年1月13日

オンラインカジノでも税金はかかる



近年、増えてきているオンラインカジノですが、リアルと違って自宅でも気軽に遊べるため人気が出ています。
今、日本だとカジノで遊ぶには海外に行くしか方法はなく、コロナの影響からそれも難しくなってます。
2016年に統合型リゾート(IR)整備推進法案が成立したので、これまで以上にカジノも身近に感じるようになってきたことも影響していると言えます。

勝利金は課税対象になる

そんな気軽に楽しめるオンラインカジノですが、ここで気になるのが税金に関してです。
結論から言うと勝利金は課税対象になり、所得税がかかって金額次第で確定申告も必要です。
本来、カジノだけでなく競馬・パチンコ・競艇など他のギャンブルでも勝利金は課税対象となってます。
ただ、ギャンブルをしていてかなり儲かっていても確定申告はしたことがない人も多いです。
税務署からギャンブルの勝利金に関しての所得税について指摘されたことがないのは、勝ったお金が直接現金で支払われていて、税務署も具体的に把握出来てないためです。

オンラインカジノだと儲けは直接現金で受け取らず、銀行口座に振り込まれます。
これだと履歴がきちんと残るため税務署も資金の流れがすぐに確認できるためごまかしが出来ません。
そのため適切に納付してないと脱税行為とみなされる恐れもあり儲かったときには注意が必要で、所得税の納付をする時期は収入が出た年の翌年の確定申告を行うときです。
この時の申告で所得には数種類あって、カジノで得た収入は一時所得に分類されてます。

参考:一時所得とは?計算方法と申告が不要なケースを解説

一時所得の計算方法

計算方法は、1月から12月の勝利したお金の合計額から、支出した金額と特別控除額(最高50万円)を引いたお金が一時所得になります。
さらに、一時所得に1/2を掛けると、課税対象となる一時所得の金額がわかります。
例えば、1年間の儲けが50万円だと一時所得は0円になり税金はかかりません。
カジノ以外にもギャンブルの儲けがあるときに、他の分も合算してから所得を算出します。
また、会社で年末調整をするサラリーマンだと全ての儲けが20万円以下なら確定申告は不要で、オンラインカジノの儲けだけでさらにそれが70万円までなら申告しなくていいです。

給与所得以外に事業所得などもあると、確定申告でそれと一時所得分も合算して納める所得税を算出します。
申告は通常は毎年2月16日~3月15日までで、その期間に行って納税します。
中には運営会社によって支払い調書を発行してくれるところもあり、支払い調書が手に出来るなら申告もスムーズに進みます。

支出した金額に含められるのは勝ったときの経費だけ

気になるのが投入した資金が全額経費に出来るかですが、支出した金額に含められるのは勝ったときの経費だけで、一時所得の計算式では支出した金額に、カジノで使った金額を入れることは出来ません。
あくまでギャンブルなので勝つときと負けるときもあり、使った資金はすべて経費だと言いたくなりますが、負けた分だと経費には算入は出来ません。

一時所得は、名前の通り一時的な所得のことであり、働いたことで得てない・資産の売却で得られてない・営利目的とする継続的な行為から生じたものでないことの定義があり、事業として生業にしてない観点から負けた分までは経費にすることが出来ないようになってます。
カジノでの儲けは臨時収入であり、その収入を得るためにかかったお金だけが差し引けるお金です。
これで、納得できない場合は負けた分も経費と認定させる、一時的ではなくて雑所得であること、つまり遊びでなくて経済的な活動で事業として実態があることを税務署へ認めさせる材料が必要です。

物を拾って謝礼金を受け取った場合でも収入になる

カジノでなくて競馬だと、過去のはずれ馬券の購入費を経費と認定した判例もありますが、極めてまれな事案で趣味としてカジノを遊んでから儲けも出たというときには当てはまりません。
ギャンブルの勝利金が課税対象になることを、初めて知る人も少なくないかもしれません。
収入だと働いてから得るお金のことだけと思いますが、遊びで得た儲けでも、物を拾って謝礼金を受け取った場合でも収入になり、金額次第では納税が必要です。

最近はネットでいらない物を売却したり、趣味で作っている手芸品などをネットで販売したなど手軽に売買が出来るようになってきました。
ネットでのやり取りは必ず履歴が残り、代金も口座へと振り込まれます。
脱税という意識がない人でも、ある日急に税務署から連絡が来てしまってびっくりしたということもあり、知らなかったという理由は通じません。
うっかりして忘れてしまっていても、遡って申告しないといけませんし、遅れた分ペナルティ加算もついて思っている以上に納税額になって後から大変な思いをすることもあります。

専門家の税理士に相談する

この場合だと、税金の支払いはどうなるのかなと思ったときには、まずは専門家の税理士に相談するのがいいです。
競馬・パチンコなどギャンブル全般が課税対象であり、勝利金に対してある一定以上の金額になったら納付しないといけません。
パチンコなどは現金払いなので、金額把握が難しいですがオンラインカジノだとそうはいかないので、普段から入手金の流れは把握しておいた方がいいです。